第3話: シシ坊、恋愛結婚をあきらめ、婚活開始

こんにちは、元婚活イノシシのシシ坊です。

40歳の時に彼女が浮気して別れ、うつ病を発症した私。

次こそ結婚前提の恋愛をしようとしたものの、狙った女性達にはすべてフラれてしまい、結婚どころか彼女もできないまま、二年が過ぎてしまったところまでお話ししました。

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第2話: シシ坊、恋愛結婚をねらうも全滅する

 

■40代から恋愛するのは無理ゲー

とにかくもう目ぼしい女性がいません。

SNSの友だちリストを何度も何度も眺め直しては、交際できそうな女性がいないか探しましたが、何度見てもいません。

ツテを使い果たしてしまったのです。

ツテがなくなれば、新しいツテを作るしか方法はないのですが、さっぱり成果が出ない人脈作りにシシ坊はすっかり疲れていました。

自然な出会いからの恋愛に持ちこむため、シシ坊はおもに趣味系のイベントやコミュニティに参加し、そこで知り合った独身女性にアプローチしていたのですが、うまくいきませんでした。

そもそも男女の出会いが第一目的ではない集まりで、ねらって恋人を作ろうとするのは無理があるのです。

また、友人として十五年ほどの付き合いがあった女性をも恋愛のターゲットにしましたが、こちらは運良く交際することができたものの、結果的には別れてしまいました。

既存の人脈上にいる女性に言い寄るのも、ハイリスク・ローリターンな行為で、完全に失敗でした。

告白するまではおたがい気の知れた良い友人だったのに、別れた後は人間関係がこわれ、ほぼ音信不通となってしまったのです。

タレント医師の西川史子さんが以前、

「40代の恋愛は不倫か、たまたま昨日別れた人しかいない」

と語ったことがありますが、私の状況がまさにそれであり、40代の恋愛は無理ゲーなのだと、ここまで追い込まれてようやく悟るに至ったのです。

 

■死の寸前で婚活イベントを予約

もはや恋愛結婚はきびしいと悟った私は、ここでようやく婚活というものを意識しはじめます。

パートナーづくりに苦戦し、ついに独身のまま40代になった人の中には、結婚をあきらめて、ひとりで生きていくという道をえらぶ方もいますが、

シシ坊はひとりで生きるという選択を、絶対にする気はありませんでした。

彼女ができないまま二年も経ってしまった絶望感で、うつ病がかなり悪化していたため、

このままひとりで生きれば、遠からず死ぬことになるからです。

この病気への知識がない人のために書いておきますが、

うつ病は放っておけば死ぬ病です。

そしていくら空気の良い場所で静養しようと、どんな最新の抗うつ薬を飲もうと、決して治ることのない病気です。

完治させるには、世界で唯一その人だけに効果がある完全治療薬が必要です。

私がうつ病になった原因はパートナーを失ったことなので、新しいパートナーとなる女性が唯一の完全治療薬になります。

うつを治すには、愛し合える女性を手に入れるしかない。

でも事実婚だと、また簡単に裏切られるかもしれない。

弱肉強食の自由恋愛市場で戦い続けるエネルギーは、もう42歳の自分には残っていない。

ならば法律婚をするしかない。

完全に老化して枯れてしまう前に、最後の力をふりしぼって結婚するしかない!!

決意したシシ坊は、ついに婚活イベントの予約をしました。

はじめて予約したのは、埼玉県の川越市での婚活イベントでした。

男女数人ずつのグループにわかれて小江戸・川越の旧市街を散歩しつつ、お寺めぐりをしたり、甘味処で舌鼓を打ったりするような、野外デート形式のイベントです。

予約を終えた直後、気力がみなぎったのを覚えています。

2019年1月。シシ坊、独身最後の戦いが幕を開けました。

  

■恋愛思考からの脱却

ところがあれだけ出会いに飢えていたのに、予約した日時は一ヶ月も先でした。

別に数日後や一週間後のイベントの予約が満員だったわけではなく、もっと早い日時も選べたのですが、ちょっと心の準備が必要でした。

歴代の彼女がすべて恋愛止まりで、結婚へコマを進めなかったシシ坊が、

いきなり結婚意識をむき出しにした女性と渡り合える自信がなかったのです。

シシ坊は「結婚できそうか?」という条件で女性を見たことがありません。

「愛しているか?」のほうがよほど重要でしたし、

愛以外にいったい何が要る? というほどの、恋愛体質でもありました。

恋に落ちたあとから条件を見ることはありますが、その場合、見る目は曇っています。

家事をまったくやらない、じつは借金を抱えていた、じつは風俗につとめていた、年金を全額滞納していた、興奮すると包丁を持って襲ってくる……

などなど、どう見ても将来をともにするには危ない要素をかかえた女性もいましたが、

いちど愛してしまっていると、まあ何とかなるか、くらいにしか思いませんでした。

そういう恋愛的思考から脱却できていない自分には、時間が必要だったのです。

 

■結局前日にドタキャンされる

ただ、一ヶ月先のこのイベントを、私はものすごく待ち焦がれていました。

イベント当日は川越市内でのグループデートをするので、私は毎日頭の中で、熱心に当日のシミュレーションをしていました。

自己紹介のさいに話す内容、第一印象の笑顔、デート中の気くばりなど、女性にいい印象を与えるための脳内予行演習を繰り返したり、

またほかの男性参加者よりもいかに一歩抜きん出るかという対策もいろいろ考えていました。

ですが、そこまでしたのにこのイベントはドタキャンとなりました(笑)

私がドタキャンしたのではなく、開催する業者側です。

前日になってから「女性参加者が集まらず、開催が困難なため、中止になりました」という内容のメールをよこしたのです。

まあ、二月の川越なんて寒いでしょうから、野外イベントは人気がなかったのかもしれませんね。

ですが、せっかく女性と出会えると思って入念な準備していたのに、今さら予定がなくなってひとりの休日を過ごすなんて、冗談じゃありません。

私はあわてて別のイベントを探し、新宿で開催される屋内型婚活パーティの告知を見つけ、速攻で申し込みしました。

わざわざ一ヶ月先に予約してシミュレーションを繰り返したのに、意味がありませんでした。

恋愛思考から脱却するための期間なんて、本当は必要なかったのかもしれません……。

続きます。

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