第5話: シシ坊、人生初の婚活パーティに参加する Part.2

こんにちは、シシ坊です。

人生初の婚活イベントに参加するため、念入りに準備を整えてきた私。

隣に座った女性と、いよいよトークタイムを開始しますが、

お顔を見た瞬間、衝撃を受けました。

↓↓前回の記事はこちら

第4話: シシ坊、人生初の婚活パーティに参加する Part.1

  

■人生初の婚活女性「ヒトミさん」

目の前にいたのは、サラサラのロングヘアがよく似合う、目のぱっちりした綺麗な人でした。

この方が、人生初の婚活で出会った女性「ヒトミさん」でした。

じつは、あとあと私はヒトミさんのことを事あるたびに思い出すことになり、その後の私の婚活スタイルに重大な影響をおよぼすことになります……。

ヒトミさんは営業事務をしている37歳で、実家暮らし。年収は300万。

お住まいの最寄り駅が、私が以前住んでいた路線だったことから、苦労なく話をつなげていけました。

勤め先は小さな会社で、男性は高齢者か既婚者しかおらず、職場での出会いは見込めないそうです

趣味はジム通いで、週三回ほど通っているとのことでしたが、こちらも出会いがないそうです。

私も生活圏内での出会いがまったくアテにならない環境で、境遇が似ていることからも共感し合うことができました。

それにしても、表情豊かで笑顔を絶やさないし、質問の仕方や相づちの打ち方も上手。

服装も垢抜けていながら派手すぎず、きちんと女性らしさのポイントを押さえてありました。

とにかく第一印象が申し分ありません。

ヒトミさんのような女性にいきなり一人めで出会えた嬉しさ。

しかしそれと同時に、私は脳裏で激しく地団駄を踏んでいました。

 

■もっと早く婚活していれば……

「こんなにイイ感じの女性にスパっと出会えるなら、もっと早く婚活すれば良かった!! 俺はいったい今まで何をやってたんだ!!」

以前の記事でお話しましたが、私は婚活業者にお金を払うことに抵抗があり、自然な出会いからの恋愛結婚をめざして、そこに二年という時間を費やしました。しかし結果は全滅でした。

結果が出なくても、時間の流れは容赦ありません。

私は40歳から42歳になり、着実に二年ぶん年老いて、条件はより不利になりました。

もし私が恋愛結婚にこだわらず、40歳で最後の彼女と別れた直後から婚活をはじめていれば、二年間も苦しい思いをせず、理想の女性にすぐ出会え、今ごろ結婚していたかもしれないのです……。

婚活は(男性の参加費は高いけど、それでも)一回数千円を支払えば、自分の生活圏ではまず出会うことがない女性と出会うきっかけを、いとも簡単にくれます。

たとえば看護師や薬剤師、保健師などの医療関係の仕事についている女性と、婚活パーティの場ではわりとよく出会えますが、(女の職場で出会いがないようです)

自分の生活圏内で医療関係の、しかも結婚適齢期の女性と出会おうとしたって、自分が医療に関わっている人間でもない限りは、なかなか難しいでしょう。

仮に運良く出会えたとしても、その人が異性としてのアプローチを受けてくれる可能性は低いです。

中にはプロゲーマーレースクイーンというユニークな仕事をされている女性にも婚活イベントで出会いましたが、そんな女性と結婚について話し合うなどという機会は、会社員の中年男性が普通に暮らしていても、一生やってこないでしょう。

婚活のメリットはそれだけではありません。

はじめから結婚への前向きな意思を持っていて、しかも決まったパートナーのいない独身であることが、はじめから「ほぼ」保証されています。

(なぜ「ほぼ」がつくのかというと、婚活するべき人だけが婚活会場に来る、という性善説にもとづいているからです。既婚者や恋人のいる人は普通なら来ません。普通ならね……

結婚する気があるのか、恋のライバルがいるのかと探りを入れたりする手間がいらないというのは、ものすごくラクです。

自由恋愛からの結婚を目指すなら、こうはいきません。

そもそも結婚願望があるかも定かでない人とまず恋愛をせねばならず、

恋愛中に起こるさまざまな事件を乗り越え、結婚にまで至らせねばなりません。

膨大なエネルギーを必要とする果てしない消耗戦であり、ルール無用のサドンデスです。

そんな究極の非効率的手段である恋愛結婚が苦もなくできるのは、体力と時間の余裕がたっぷりある若者だけです。

私は40代でそれをやろうとして、まる二年をつぶしたのです。

なんという可能性のないことをやっていたのでしょう……。

出会いに恵まれず苦しんでいた私に、はじめての婚活パーティはそれほどのインパクトがあったのです。

  

■次点だけどより若い「メグミさん」

トーク終了の時間が来て、私はヒトミさんの席を後にしました。

次にお話した女性は、32歳のメグミさんという方でした。

仕事はマーケティング業で年収350万、ひとり暮らしです。

これまで四国や甲信越、東海地方など、日本全国を移り住んで数年ずつお仕事をされてきたようです。

住む場所をいとわず身軽に動ける方のようです。私もあまり定住を好まない人間なので、そういうアクティブなところは好印象でした。

趣味は映画鑑賞で、休日はほぼ映画館に繰り出しているとのことでした。

映画が好きというより休日にやることがなく、確実に二時間以上をつぶせるという理由で趣味にしたそうです。

私が仕事や趣味の話をすると「それは具体的にどういうことですか?」と、深く突っ込んで聞いてきました。

普通ならあまり突っ込まないような点をぐいぐいぶっ込んでくる人で、私も受け答えに詰まるところがあり、話が若干スムーズに運ばないこともありました。

正直、話した感じはヒトミさんのほうが良かったのですが、ここで、

世の男性に一生涯かけられた、おそろしい呪いの力が発動します。

それは、若さを求める呪いです。

メグミさんは、ヒトミさんより5歳も若い32歳。

若いというだけで、大幅な上方修正が入ります。

フィーリングが多少合わないくらいではポイントが下がらないのです。

私は当時42歳なので、メグミさんとは10歳差ということになります。

くわしくは次回以降の記事に書きますが、

私が最後に付き合っていた彼女は10歳年下で、メグミさんと生まれた年が同じでした。

「かつて俺は10歳下の若い女と付き合っていた」

この過去は女を見る目にきわめて深刻なバイアスをもたらします。

このせいで、私は今後いわゆる婚活沼へとハマりかけることになるのですが、この時はまだ危うさに気づいていません……。

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