第6話: シシ坊、人生初の婚活パーティに参加する Part.3

こんにちは、元婚活イノシシのシシ坊です。

人生ではじめての婚活パーティに参加し、いきなり一人めから第一印象のすばらしい女性ヒトミさん(37歳、営業事務、年収300万)とお話する私。

しかし次にお話したメグミさん(32歳、マーケティング業、年収350万)はヒトミさんよりも5歳若かったため、シシ坊の内なる「若さを求める呪い」の力が発動しかけます。

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第5話: シシ坊、人生初の婚活パーティに参加する Part.2

  

■そのほかの女性たち

男性四人、女性五人という少人数制のパーティなので、回転寿司トークの一巡目は20分程度で終わりました。

そのほかの参加者女性のプロフィールはこんな感じです。

●Aさん(31歳、一般事務、年収250万)

会計士のご両親が経営する事務所で働いている。実家ぐらし。

終始緊張している様子で、話し方もたどたどしい。自立していない箱入り娘の匂いがした。

趣味が音楽と書いてあったので、どんなのを聴くんですか、と尋ねたら、聞いたことがないアーティストの名前を幾つか挙げた後、「知らないですよね?」と畳み掛けてきた。知らないので話は終わった。

話のとっかかりにならない趣味をなぜわざわざ記入するのか……。

年だけならメグミさんよりもさらに若かったけど、年だけでは食いつきませんでした。

  

●Bさん(45歳、サービス業、年収200万)

占い師のような服装、年配の女性が好みそうな大きな指輪やイヤリングをしていた。

自信がなさそう。海外旅行の話になると、生活に余裕がなくて行けないからうらやましいと言っていた。

全体的に年配女性感がただよい、どうしても気乗りしなかった。このひとの婚活は大変だろうな、と少し同情しました。

 

●沖縄さん(35歳、自営業、年収380万)

沖縄在住のフリーランスWebデザイナー。

めんそーれー……

なぜ東京の婚活パーティに沖縄の人がいるのですか?

と聞いたところ、友達の結婚式のために上京してきて、その帰り際に参加したとのこと。

ワンチャン狙いで生活圏外の出会いを求めてきたのでしょう。

そんな遠距離の人との婚活はナシ!という人も多いかもしれないが、シシ坊は北欧のヴァイキングを彷彿とさせる冒険心にちょっと惹かれました。

話し方は明るく印象は良いので、やがて沖縄移住もおもしろそうだと、本気で可能性を考えました。

 

以上です。

最初の婚活パーティなので一番記憶が古いはずなんですが、新鮮な体験だったせいか、よく覚えています。

 

■中間インプレッション

五人の女性と一回ずつ話した後、中間インプレッションがありました。ここで男女とも、印象がよかった人の番号を紙に書いて投票します。

一位は誰、二位は誰……という順位づけはせず、気に入ったお相手の番号を書くだけ、というシンプルなものです。

番号を書いたことは相手に伝わります。それらを業者が集計してから、結果を投票用紙に書いて一人ひとりに返却してくれます。

「私はあなたを気に入っています」という意思表示をすると同時に、自分が誰に好印象をもたれているかも、この時にわかるのです。

シシ坊は五人の女性のうち、ヒトミさん、メグミさん、沖縄さんの三人に投票しました。

果たして結果は……

 

■まさかの大モテ

投票用紙が返ってきたとき、私は「おおっ!!」と思わず感嘆の声をもらしました。

なんと五人の女性全員から、番号を書いてもらうことができたのです。

これはにわかには信じられないことでした。なんせ私は、つい昨日までは女性に無視され続けてきた非モテ中年男性だったのですから。

以前の記事でお話した通り、私は40歳で彼女と別れたあと深刻なうつ病にかかり、その後まる二年、新しい彼女を作ろうとしましたが、失敗し続けてきました。

異性として相手にされない屈辱にまみれ、プライドを叩きのめされた地獄の二年間。

そんな絶望の底にいた非モテ男性が、いきなり五人の女性からいっぺんにチヤホヤされるハーレム状態になったところを想像してみて下さい。

「今まで生きてきて、こんなに気持ちのいいことがあっただろうか?」

というほどの有頂天になります。

ジーン……と目頭が痛くなり、うっすら涙までにじんできたのです。

もちろん、これがただ単に「場に助けられただけ」の結果であることはわかっていました。

女性たちはたった四人の男性からしか選べないのです。

べつにシシ坊がステキな男性に見えたのではなく「この四人の中ではマシ」という程度だったのかもしれません。

また、ほかの男性たちがあきらかに自分の演出を怠っていたことも大きいです。

彼らをチラ見したところ、白髪を染めておらず、整髪もしていない人がいたり、

ネルシャツにジーンズという、近所のコンビニに行くような服装をした男性がいました。

要するにライバル男性が勝手に自滅してくれて、相対的にシシ坊の株が持ち上がる、ラッキーな条件が整っていた場だったのです。10要するにライバル男性が勝手に自滅してくれて、相対的にシシ坊の株が持ち上がる、ラッキーな条件が整っていた場だったのです。

そのように棚からぼたもち的な状況ではあったのですが、私にとってはこの出来事が、男のプライドと自信を回復させる起爆剤となったのです。 

次回は、二回目の回転寿司トークからの最終決断です。

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